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最初は画面越しの“恋愛ごっこ”だったはずの関係が、やがて現実の夫婦関係を壊してしまうことがあります。
実際に会って不貞行為に発展するケースは少ないものの、裸の写真を送り合うなど、性的なやり取りを含むケースは珍しくありません。
本記事では、行政書士として対応してきた実例をもとに、オンラインゲームを通じて生じる浮気に特有のポイントや対応策について解説します。
ゲーム中にメッセージを交わし、長時間一緒に過ごすうちに、相手に恋愛感情を抱くようになり、やがて浮気といえるような関係に発展してしまうケースがあります。
オンラインゲーム内での異性との交流はさまざまで、特定のユーザーと協力してゲームを攻略するものもあれば、
ゲーム内で疑似的に結婚したり、恋人同士になるといったシステムが用意されているものもあります。
ゲームとはいえ、チャット機能や音声通話を使って、リアルタイムでコミュニケーションを取ることができ、
気軽に“疑似恋愛”を楽しめる環境が整っています。
実際の恋愛に近いドキドキ感が味わえることから、気づけばのめり込んでしまい、時間を忘れてプレイし続ける人も少なくありません。
こうした疑似恋愛に夢中になり、帰宅後すぐにゲームを立ち上げて深夜から明け方までプレイを続けるようになると、
現実の生活に深刻な影響を及ぼすようになります。
そのような生活が続けば、夫婦関係に大きな溝が生じるきっかけとなり、
さらに、ゲーム内での恋愛が現実の浮気へと発展してしまう可能性も十分にあるのです。
オンラインゲームでのやり取りがエスカレートし、裸の写真や音声、動画を送信するような事例も見られます。
ゲーム内の疑似恋愛にとどまっている間は、まだ“遊びの範囲”と受け取れるかもしれませんが、
そこから現実の交流に発展してしまうケースもあります。
単なるチャットでのメッセージ交換だけでなく、音声通話を通じて、深夜を問わず四六時中、相手と会話を続けているような状況になることもあります。
ゲームをプレイする時間が長くなればなるほど、相手と関わる時間も増え、それに比例して親密さが深まりやすくなるのです。
やがて、会話だけにとどまらず、裸の写真や動画・音声を送り合うといった行為にまで発展するケースもあります。
夫や妻が、異性とこのような性的表現を伴うやり取りをしているとなれば、到底看過できることではありません。
ここまで関係が深まってしまった場合、それは明確に“浮気”といえる状態であり、毅然とした対応が求められる段階と言えるでしょう。
実際に会って不貞行為に及んでしまえば、もはやゲームは関係ありません。ただの不貞行為として、法的な責任が問われることになります。
ゲーム内で親しくなった相手と「一度会ってみたい」と思うのは、ある意味自然な感情かもしれません。
長期間にわたり、ゲームの中で共に過ごしてきたことで、すでに恋人同士のような気持ちになっていることもあるでしょう。
実際、オフラインの交流会(いわゆる“オフ会”)をきっかけに、他のプレイヤーと現実で会って親密になり、不貞関係に発展してしまうケースもあります。
また、相手の住所が近隣の県であれば、わざわざ会いに行き、不貞行為に及んでしまうことも珍しくありません。
さらに、どちらかが東京や大阪などの都市部に住んでいる場合、出張のタイミングに合わせて自費で1~2泊延泊し、浮気相手と密会していたという例もありました。
性的内容を含むやり取りなど、夫婦の平穏を侵害するような加害行為があれば、実際に不貞行為がなくても、慰謝料を請求できる場合があります。
不倫の慰謝料請求は、これまで説明してきた通り、不貞行為がなければ一切請求できないというものではありません。
他人の夫婦を離婚に追い込むような迷惑行為をしておきながら、一切責任を問われないのは、社会的にも不当と言えるでしょう。
たとえば、裸の画像を送っていたり、不貞行為を連想させる音声通話をしていたケースなど、性的表現を伴う行為も見受けられます。
こうした行為が発覚すれば、通常は夫婦関係を破綻させる十分な原因になり得ます。
夫婦関係が破綻に向かう可能性が高い行為が行われていること、そして相手がこちらを既婚者であると認識していたこと――この2点が、最低限の条件になるといえます。
これだけで直ちに慰謝料請求が認められることは通常ありませんが、行為の程度によっては話が変わります。
頻繁な愛情表現や、自宅にいる間ほとんどの時間を相手とチャットしているような状況であれば、配偶者として、到底受け入れられるものではありません。
こうした行為が原因で夫婦関係が破たんした場合には、配偶者だけでなく、相手方にも慰謝料請求を検討できる可能性があります。
オンラインゲームを通じた浮気では、裸の画像を送信したり、性的な動画をやり取りするケースが見受けられます。
また、音声通話を利用して性的なやり取りをしている場合もあります。
こうした行為が配偶者に知られれば、夫婦関係が破綻に至る重大な原因となることは明らかです。
相手がこちらを既婚者だと知った上でこのような行為を行っている場合には、慰謝料請求を検討できる行為に該当する可能性があります。
オフ会などをきっかけに密会したり、相手の自宅やホテルで一緒に宿泊するなど、不貞行為があった場合には、当然ながら慰謝料請求の対象となります。
たとえ不適切なやり取りがあったとしても、ゲーム内での疑似的な恋愛関係に対して、相手方に対して法的な責任を追及するのは難しいのが実情です。
「不貞行為がなければ、慰謝料請求は絶対にできないのか?」と聞かれれば、答えはNOです。
たとえプラトニックな関係でも、夫婦の平穏を乱す迷惑行為があれば、慰謝料を請求できる可能性があります。
ただし、オンラインゲームでの疑似恋愛は、あくまで個人の趣味や遊びの範囲とされるため、
単にゲーム内でのやり取りだけでは、慰謝料請求は難しいといえるでしょう。
また、浮気相手に対して「恋人のようなやり取りをやめてほしい」「ゲームをやめてほしい」と求めても、
相手が素直に応じてくれる可能性は高くありません。
この問題を解決するには、ゲームにのめり込んでいる夫や妻本人に働きかけ、説得することが必要です。
そのため、対応が難しく、解決のハードルが高い問題であるといえます。
オンラインゲームに過度に没頭したことや、ゲーム内での疑似恋愛などで、夫婦関係が破たんさせた場合、
責任のある夫婦の一方は、他方に対して慰謝料を支払う義務があります。
そのため、オンラインゲームを原因として、夫婦関係が破たんし離婚に至るようなことがあれば、配偶者に対して慰謝料の支払を求めることができます。
オンラインゲームでの浮気は、相手の迷惑行為の内容にもよりますが、不貞行為があった場合に比べると、慰謝料の金額はかなり低額になる傾向があります。
不貞行為がないケースで慰謝料が認められても、金額は数十万円程度にとどまることが多く、弁護士に依頼して請求するのは現実的でない場合もあります。
しかし、オンラインゲームでの浮気が原因で、夫婦関係が破たんし離婚に至ったような場合には、行為の態様によっては高額の慰謝料が認められる可能性もあります。
なお、出会いがオンラインゲームであっても、実際に会って不貞行為があった場合は、通常の不倫と変わりません。
そのようなケースでは、当然ながら不貞行為に基づく慰謝料請求が可能です。
不貞行為があった場合で、こちらが離婚に至らない場合には数十万円から150万程度、離婚に至る場合には150万円から300万円程度が相場の金額です。
慰謝料を請求する基本的な方法は、慰謝料の支払いを求める「通知請求書」を相手に送付することです。
不貞行為がない場合の慰謝料請求でも、相手に直接連絡を取ったり、書面を送付したりして、本人同士で話し合いによる解決を図るケースが多くなります。
もちろん、弁護士に依頼して慰謝料を請求するという方法もありますが、相手から得られる慰謝料の金額よりも、弁護士費用の方が高くなる可能性があり、現実的には難しい場合もあります。
仮に慰謝料請求が難しくても、相手に対して「これ以上の迷惑行為は行わないように」と通知・警告することは可能です。
一度正式に通知・警告をしたにもかかわらず、迷惑行為が継続している場合には、慰謝料の支払いが認められやすくなる可能性もあります。
したがって、書面などで正式に通知・警告を行っておくことには、大きな意味があります。
ただし、書面通知には相手の氏名や住所といった情報が必要であるため、特にオンラインゲームのようなケースでは、相手の身元が分からず、請求手続きが頓挫してしまうことも少なくありません。
相手の住所が分からず、書面を郵送できない場合には、LINEやDiscordなどのチャットツールを利用して、テキスト形式で通知・警告を伝えることも可能です。
オンラインゲームに関する浮気のケースでは、SNSやチャットアプリなどを通じて相手とつながっていることが多いため、
配偶者から相手の連絡手段を聞き出し、テキストでこちらの主張や請求を伝えるケースもあります。
ゲームで遊ぶこと自体を止めさせることはできません。
それは、浮気相手に対しても、夫や妻に対しても同様です。
たとえば、夫や妻が今後もオンラインゲームで疑似恋愛を続けるようであれば、「これ以上、夫婦関係は続けられない」と伝えることも一つの対応策かもしれません。
ただし、ゲームで遊ぶこと自体は個人の趣味であり、それを一方的にやめさせることはできません。
根気強く話し合いを重ね、最終的に本人が納得してゲームをやめるよう促すしかないのが現実です。
なお、オンラインゲームでの浮気が原因で夫婦関係が破綻した場合には、その原因を作った配偶者に対して、慰謝料請求が認められる可能性が高いといえます。
どうしてもゲームをやめてもらうことが難しい場合には、ゲーム内でどのようなやり取りが行われているのかを見せてもらうという対応も考えられます。
当然、嫌がられることは予想されますが、夫婦関係を続けていくためには、必要な確認になるかもしれません。
このまま何もしないままでいては不安は残ったままですし、今後も同じような問題が繰り返されるおそれがあります。
いずれにせよ、曖昧な態度ではなく、はっきりとした意思をもって向き合うことが大切です。
夫婦間での約束を、誓約書や念書といった書面で取り交わしてもらう方法があります。
まず、今回どのような行為があったのか、またどの行為によって精神的苦痛を受けたのかを記録し、証拠として残しておきます。
次に、万が一再び女性問題を起こして精神的苦痛を与えた場合には、離婚原因として「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当することをあらかじめ認めてもらい、さらにこちらが離婚協議を申し出た際には誠実に応じることを誓約書に明記します。
こうしておけば、離婚時にはこちらが有利に話し合いを進めるための証拠を確保できます。
また、離婚時に支払う慰謝料の金額をあらかじめ誓約書で定めておくことで、たとえ実際にどれほどの損害が発生したかを証明する必要がなく、事前に決めた金額をベースに請求することが可能になります。
このような誓約書を事前に取得しておくことで、もし離婚協議が始まった際には、有利な証拠・資料として活用できるため、スムーズかつ有利に話し合いを進めることができます。
さらに、誓約書を提出することで、誓約者は「約束を守らなければならない」という心理的なプレッシャーを受けるため、夫婦間の約束がより確かなものになります。
中途半端な対応では、夫や妻が大好きなゲームを素直にやめるとは考えにくいでしょう。
やはり、こちらが「離婚も覚悟している」という強い意志をもって臨む必要があります。
また、ただ「やめてほしい」と何度も訴えるだけではなく、しっかりと向き合って話せる時間を設けて、真剣で中身のある話し合いをすることが大切です。
誓約書などの書面を用意しておくことで、こちらが本気で向き合っていることが配偶者に伝わりやすくなります。
すでに専門家に相談しなければならない段階であるという現実を、配偶者に理解させる材料にもなります。
「ゲーム内での関係」や「性的なやり取りだけ」といった場合、当事者は一般的な不倫よりも罪悪感を抱きにくい傾向にあります。
配偶者に罪悪感がなければ、自分の行為を改めて真剣に受け止め、改善に向けた行動を起こすことは難しいかもしれません。
しかし、こちらはすでに深い精神的苦痛を受け、夫婦関係を続けるべきかどうか本気で悩んでいるわけですから、配偶者にも真剣に向き合ってもらうべき問題です。
どんなにこちらが思い悩んでいても、それが伝わらなければ事態は動きません。気持ちをきちんと伝え、本気で向き合うことが、解決への第一歩となります。
もし、書面によって相手に対して請求や警告などを行う場合には、相手の住所などの情報が必要になります。
ただし、当事務所では相手の住所を調査することはできないため、配偶者に尋ねるなどして、ご自身で確認していただく必要があります。
とはいえ、オンラインゲームを通じて知り合った相手の場合、現実的に住所などを特定するのは難しいことが多いのが実情です。
そのため、こちらの主張や請求を伝える手段としては、相手とつながっているSNSやLINE、Discordなどを利用して、テキスト形式で通知文書を送るケースが多いです。
配偶者に対しては、そのような行為をやめるよう、しっかりと夫婦間で話し合いを行うことが必要です。
また、相手方に対しては、「あなたの行為によって、こちらの夫婦の平穏が侵害されていること」、そして「今後も迷惑行為をやめないのであれば、慰謝料請求を含む法的措置を検討していること」を伝え、迷惑行為の中止を強く求めるのが良いでしょう。
客観的な証拠をつかむというのは、実際のところ非常にハードルが高いものです。
もし、配偶者が誰かと性的なやり取りをしていると確信できる状況であれば、なぜそう確信したのか、その理由をしっかり伝えた上で中止を求めてください。
ただし、慰謝料請求を考えている場合は特に注意が必要です。
「確信した理由」を相手に伝えたとしても、「誤解だ」「そんな事実はない」と否定されてしまえば、それ以上追及するのは難しくなります。
そのため、相手の否定に対抗できるような、事実を裏づける証拠をあらかじめ準備しておく必要があります。
誓約書や合意書を用いて約束の内容を明確にし、違反があった場合には違約金(慰謝料)の支払い義務が発生するよう定めておきます。
内容が妥当であれば、実際に違反があった際に、その誓約書や合意書に基づいて違約金の支払いを請求することができます。
また、万が一、裁判や調停といった法的な場で争うことになった場合でも、有利な証拠として活用することが可能です。
浮気防止を目的とする書面の作成は、自分たちでできるとお考えかもしれません。ただ、法的効果のある書面を作成するためには、一定の法律上の知識が必要になります。当事務所では弁護士等の意見も踏まえながら、これでに数千件の浮気に関する書面を作成した実績とノウハウを有しています。法的にも有利な証拠として利用可能な、かつ浮気防止に効果的な書面を作成することができます。
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