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不倫・浮気の誓約書テンプレ完全ガイド

日本行政書士連合会 登録番号14130747
行政書士アークス法務事務所
記事の執筆者(行政書士 大谷一也)
行政書士イメージ

夫婦・男女問題に関する各種書類作成の専門家です。2014年の開業からこれまでの間に、延べ8,000件以上のご相談に対応し、3,000件以上の受託実績をもつ、夫婦・男女問題に関する法務サービスのスペシャリスト。

不倫・浮気問題を解決するため、誓約書を活用することができます。

このページでは、不倫の被害者側の立場から、有効にするためのポイント・具体的な活用方法をわかりやすく解説します。

再発防止のために、誓約書をどのように役立てればよいのか、そのノウハウをご紹介します。

どうして誓約書を作ると良いの?

不倫・浮気の誓約書を作成する目的は、最もシンプルにすると次の二つにまとめることができます。

・後で有利になるよう証拠を残すため

・ペナルティを定めて再発を防ぐため

証拠化で後日有利に

誓約書は、相手がどのような事実を認め、何を約束したのかを記録するための書面です。

後日、約束の内容や違反の有無について争いになった場合には、有力な証拠として役立つことがあります。

ただし、誓約書に記載した内容が、すべて無条件に法的効力を持つわけではありません。

違約金で再発を抑止

誓約書に違約金を定めることで、約束に違反した場合の金銭的な負担が明確になり、不倫の再発を抑止する効果が期待できます。

ただし、違約金の金額や違反条件によっては、法的効力が争われることもあります。具体的な設定方法については、記事の後半で詳しく説明します。

被害者にとって→どんな誓約書がより効果的なのか?

「夫婦用」と、「不倫相手用」に分けて順番に説明しています。

夫婦用の誓約書

苦しくて、悔しくて、心が張り詰め、もう離婚してスッキリしたい…。しかし、現実的に考えると、簡単に「離婚」を選択することもできない…。

不倫や浮気によって夫婦の信頼関係が壊されてしまうと、これまでどおりの夫婦生活を続けることはできません。

もしあなたが離婚しない、夫婦関係を再構築するという決意をしたのであれば、夫や妻に「再び不倫や浮気をしない」という約束だけは、必ず守ってもらう必要があります。

夫婦用誓約書に記載する7つの項目

【夫婦の誓約書】に盛り込む基本的な内容は、おおまかに次のようなイメージです。

1.不倫の事実確認

2.不倫相手との関係解消の約束

3.不倫相手以外の異性との交際

4.慰謝料

5.再び不倫したときは離婚協議に応じること

6.離婚時の条件

7.その他、夫婦ごとの事情に合わせた内容

1.不倫の事実確認

はじめに、不貞の事実をすべて認めてもらいます。

『〇年〇月頃から〇年〇月頃までの間、職場の同僚女性・〇〇〇〇と継続的に不貞行為を行っていた事実を認める。』

不貞行為があったことを夫婦の誓約書に書いておくことで、夫や妻が不貞行為を認めていることを、後から証明できるようになります。

ウソみたいな話ですが、はじめは不貞行為を認めていたのに、後から「やっぱり、やっていない」と話をひっくり返されてしまうケースがあります。

そのようなことがないように、不貞行為があった事実をしっかり書いておきます。

将来、もし離婚や慰謝料請求となったときに、誓約書を有利な証拠として利用できます。

不貞行為がない場合、「プラトニック不倫」の場合でも、好意を伝え合う、密会、キス、抱き合っていたなど、実際に何があったのか事実を書いておきます。

事実について記載するときは、以下の3点がポイントになります。

・不貞期間

・不倫相手

・不貞行為があったこと(又はこれに準ずる〇〇の行為があったこと)

2.不倫相手との関係解消の約束

不倫相手との関係を解消し「今後、会わないこと、連絡しないこと」を約束してもらいます。

書き方は次のようなイメージです。

『(不倫相手)との不貞関係を解消し、今後、電話・メール・LINE・SNSなど方法の如何を問わず、(不倫相手)と一切連絡又は接触しない。』

ただ、不倫相手と同じ職場の場合など、どうしても仕事上の都合で相手と完全に縁を切れないこともあると思います。

そのような場合には、

・業務遂行に必要な最低限の業務連絡を除き、連絡・接触しない。

・私的に会わない、私的に連絡しない。

といったイメージで、書き方を少し工夫します。
 

3.不倫相手以外の異性との交際

不倫の再発を防ぐためには、今回の相手だけでなく、他の異性との付き合い方についても約束してもらいます。

「もう二度としない」と、言われても信用することはできません。

将来の不倫・浮気を防止するため、次のような約束を夫婦用の誓約書に盛り込むことが多いです。

・異性と二人きりで密会しない

・異性と不適切に親密な連絡をしない

「二人で会っていただけ」それ以上何もしていないといった浮気が発覚することがあります。

どこまでであれば許せるのか、夫婦でこの機会に話し合ってください。コソコソと異性と会っていたり、頻繁に連絡をしていることも、本来は許せないはずです。

夫婦によっては、それだけで夫婦関係が破たんしてしまうこともあります。

このあたりは、夫婦によって温度差があると思いますので、お互いに納得できる内容にする必要があります。

条文のイメージは、次のとおりです。

『異性と二人きりで密会しないこと、男女関係になることを目的として好意を伝えるなど親密な連絡をしない。』

このとき、夫や妻に無理やり約束させるようなことがあると、逆にトラブルの原因となってしまうかもしれません。

夫婦の誓約書へサインをしてもらう前に、夫婦でよく話し合い、納得の上で約束してもらうことがとても大切です。

実際の事例では、
『今後一切、異性との連絡は禁止、新しく異性と連絡先を交換することも禁止。』

このような条件で作成したいというご要望をいただくことは少なくありません。しかし、過度な条件を盛り込んだ場合、その内容が無効と判断されるだけでなく、後になって「不当に拘束されていた」といった主張をされ、こちらが不利になるおそれもあります。そのため、条件の内容については十分に注意しながら作成する必要があります。

4.慰謝料

「再び不貞行為をしたときの慰謝料」をはっきりと書いておきましょう。

次に不貞行為があったときの慰謝料の金額まで明記しても良いです。

慰謝料の金額をあらかじめ決めてしまう場合は、次のようなイメージです。

『不貞行為を行った場合、妻(または夫)に対し慰謝料として金〇万円を支払う。』

慰謝料の支払義務について、きちんと法的効力が生じるようにしておく必要があります。

また、「キスなど不貞行為がない場合はどうする?」といった疑問もあると思います。

不貞行為に至らない連絡接触違反の場合には〇円、不貞行為を行った場合には〇円として段階を付けて、慰謝料の支払義務を規定する方法がおすすめです。

ひとくくりにして、違反したときには〇円として高額の慰謝料を課してしまうと、軽微な違反があったときに不相当に過大なペナルティとして無効になってしまう可能性があります。

5.再び不倫したときは離婚協議に応じること

再び不貞行為があった場合に備えて、離婚協議に応じることを約束してもらう方法があります。

例えば、次のような条文です。

『再び不貞行為を行ったときは、妻(又は夫)からの離婚協議の申し出に誠実に応じる。』

このように定めておけば、不貞行為が再発した場合に、離婚について話し合うことをあらかじめ約束できます。

ただし、この条項によって離婚が自動的に成立したり、相手に離婚を強制できたりするわけではありません。

6.離婚時の条件

再び不貞行為があった場合に備えて、離婚時の親権や養育費、財産分与などについて、あらかじめ誓約書に記載することがあります。

ただし、将来の離婚条件を、今の段階ですべて決めてしまうことが適切とは限りません。

例えば、養育費は父母の収入や子の年齢・人数などによって目安となる金額が異なり、将来の状況によっても変わります。

また、2026年4月からは、離婚後の親権について共同親権と単独親権のいずれかを定める制度となっています。親権については、子の利益を最優先に考える必要があります。

そのため、誓約書には基本的な方針を記載し、具体的な条件については、離婚が現実になった段階で改めて協議し、離婚協議書や公正証書に定める方法もあります。

7.その他、夫婦ごとの事情に合わせた内容

夫婦の誓約書には、不倫の再発防止だけでなく、それぞれの夫婦が抱える問題に応じて、次のような約束を盛り込むこともあります。

・暴力や家具の破壊など、相手を威圧する行為をしない

・性風俗店や性的サービスを利用しない

・配偶者に事前に相談することなく、新たな借金をしない

・給与明細やクレジットカードの利用明細などを開示する

・ギャンブルをしない

・スマートフォンの操作履歴やSNSの利用状況について、合意した範囲で開示する

・双方が合意した位置情報アプリなどを利用して、所在を確認できるようにする

・誠実に夫婦関係の再構築に努めること

すべての項目を盛り込む必要はありません。夫婦の事情に合わせて、実際に守ることのできる内容を定めることが大切です。

「この機会に!」と意気込んで、過度な制約や一方的な義務を盛り込んでしまうと、相手が署名に応じなくなったり、条項の有効性が争われたりするおそれがありますので、注意してください。

夫婦用誓約書で心の安定を取り戻す

不倫の発覚後、口頭で約束してもらうだけでは、不安が解消されない方もいます。

当事務所でも、誓約書を作成されたお客様から「気持ちが軽くなった」「今後は少し安心できる」といった感想をいただくことがあります。

誓約書によって信頼関係が必ず回復するわけではありませんが、今後の約束を明確にし、夫婦関係を再構築するための一つの区切りにすることができます。

問題を解決するための誓約書作成は、当事務所にお任せください!
不倫・浮気の誓約書と示談書

不倫・男女問題に強い行政書士が、皆さんの抱えている問題を解決するためオーダーメイドの誓約書を提案します。

期間・回数などの制限はなく、相談と修正すり合わせを繰り返ししながらご希望の誓約書を作成することができます。

次は、不倫相手用の誓約書についてお話しします。

不倫相手用の誓約書

不倫相手が「もう会わない」「二度と連絡しない」と約束しても、口約束だけでは、後になって約束の内容について争いになることがあります。

そのため、不倫関係の解消や連絡・接触の禁止について、誓約書などの書面に残しておくことが大切です。

当事務所では、不倫相手との約束を書面にしたいものの、「自分は署名したくないので、相手だけに署名してもらいたい」というご相談を多くいただきます。

双方が署名する合意書の方が適切な場合もありますが、相手に何を約束してもらうのか、双方の義務を定める必要があるのかなどを踏まえ、書面の形式を判断することが大切です。

不倫相手用の示談書と誓約書のちがい

不倫相手にサインしてもらう書面には、示談書と誓約書の2種類があります。

この2種類のちがいがはっきり分からないという人は、ここで理解してください。

示談書は、慰謝料の支払条件など不倫相手と和解して、合意に至ったときに作成する書面です。

示談書には、不倫の被害者と不倫相手の双方(2名)がサインします。

示談書は、和解合意書と呼ばれることもあります。
 

示談書イメージ

示談書の場合は、

【被害者⇔不倫相手】と、お互いに約束します。

不倫相手は、会わないこと、連絡しないことや慰謝料の支払など約束します。

被害者側は(不倫相手が約束を守るのであれば)これ以上、追加請求しないことなどを約束します。

その他、お互いに守る約束として、第三者に口外しないことや、迷惑行為を行わないといったものがあります。
 

誓約書のイメージ

誓約書は、「不倫相手のみが被害者に対して約束する」ときに作成します。

誓約書では、約束をする不倫相手のみ(1名のみ)が誓約書にサインして、その誓約書を被害者が受け取ることになります。

 

誓約書の場合、
【被害者←不倫相手】と、約束が一方通行になります。

そこで、示談書と誓約書については、次のような使い分けができると考えます。
 

示談書と誓約書の使い分け

不倫相手から取得する書面について、当事務所では、慰謝料の支払いがある場合には、原則として双方が署名する示談書(合意書)をご案内しています。

実際には、「自分は署名したくないので、相手だけに署名してもらいたい」というご相談も多くいただきます。

しかし、不倫相手の立場からすれば、慰謝料を支払う以上、約束した条件を守ることを前提に、今回の不貞行為については追加の慰謝料請求を受けないという確約を求めるのが自然です。

相手方だけが署名する誓約書では、被害者側のそのような約束を明確にすることができません。

この点をご説明すると、当初はご自身の署名を希望されなかったお客様にも、双方が署名する合意書形式の必要性をご理解いただけることがあります。

なお、追加請求をしないという約束を設ける場合でも、将来の新たな不貞行為や接触禁止違反などによる請求まで放棄してしまわないよう、清算する範囲を明確にすることが大切です。

一方、慰謝料の授受がなく、現時点では和解や清算を希望せず、不倫関係の解消や連絡・接触禁止だけを約束してもらいたい場合には、相手方のみが署名する誓約書(念書)を検討します。

また、実際の書面作成では、不倫相手だけに秘密保持義務を課す内容になっている場合に、被害者側も同じ義務を負うように変更することがよくあります。

このように、秘密保持を双方の義務とする場合には、不倫相手だけが署名する誓約書ではなく、双方が署名する示談書・合意書として、合意内容を明確にしておくことが大切です。

不倫相手用の誓約書(ひな形・テンプレート)

不倫相手用の誓約書は、個別の事情に応じて内容を調整する必要があります。

以下は、配偶者と不倫相手に業務上必要な接点がなく、現時点で慰謝料の支払いを定めない場合の基本的なひな形です。

同じ職場である場合などは、連絡・接触禁止条項をそのまま使用せず、実際の勤務状況に応じて修正する必要があります。

誓約書

[被害者氏名] 様

私は、△△△△と、〇年〇月から〇年〇月までの間、△△△△が既婚者であることを知りながら継続的に不貞行為(以下「本件不貞行為」)を行っていた事実を認め、△△△△との関係解消について、次のとおり誓約する。

第1条(不貞関係解消)
△△△△との不貞関係を解消し、今後、如何なる理由があっても会わないこと、連絡(LINE,SNS等一切を含む)しないことを約束する。


第2条(違約金)
1 前条に定める連絡・接触禁止の約束に違反した場合、貴殿に対し、違約金として金〇万円を支払うことを約束する。
2 △△△△との間で再び不貞行為に及んだ場合、貴殿に対し、違約金として金〇万円を支払うことを約束する。
3 同一の行為が前二項の双方に該当する場合には、第2項のみを適用する。


第3条(守秘義務)
本件不貞行為について、インターネットへの書き込み・書面掲載・口頭による情報の流布・架電・電子メールその他方法の如何を問わず、本件不貞行為に関する情報をみだりに第三者に対し公開しないことを約束する。

第4条(迷惑行為の禁止)
貴殿を訪問すること、当事者のいずれかを誹謗中傷すること、その他貴殿に不利益となる一切の行為を行わないことを約束する。

 

誓約の証として、本誓約書を1通作成し、署名押印のうえで貴殿へ提出する。

 年 月 日

住所

氏名

不貞行為を認めていない場合の誓約書の書き方

上記のひな形は、相手が不貞行為を認めている場合の一例です。

実際には、肉体関係を否定しているものの、二人きりでの密会、LINEで好意を伝えるメッセージのやり取り、抱擁やキスなどを認めているケースもあります。

当事務所では、このような場合、相手が認めている行為を具体的に確認し、事実関係をできるだけ正確に誓約書へ記載するようにしています。

肉体関係を認めていないにもかかわらず、ひな形をそのまま使用して「不貞行為を行った」と記載することは適切ではありません。

また、認めている事実の内容によっては、今後の禁止事項や違約金の条件についても、通常の不貞行為があった場合とは異なる検討が必要になります。

大切なのは、ひな形に事実を当てはめることではなく、実際に何があったのか、相手がどこまで認めているのかを踏まえて、適切な内容に調整することです。

不倫相手と同じ職場の場合はどうする?

当事務所では、配偶者と不倫相手が同じ職場である場合、連絡・接触禁止の範囲をどこまで定めるべきか、というご相談を多くいただきます。

このような場合には、「業務遂行上、社会通念上合理的にやむを得ない場合を除く」といった例外を設けることを基本に検討しています。

依頼者からは、「業務連絡は会社のメールだけに限定してほしい」「仕事上の接触もできるだけ減らしてほしい」といったご希望をいただくこともあります。

しかし、会社の業務運営や指揮命令関係にまで影響する取り決めは、慎重に考える必要があります。

また、部署が異なり、普段ほとんど接点がない場合と、同じ部署で日常的に協力して仕事をしている場合とでは、禁止できる連絡や会話の範囲も異なります。

そのため、当事務所では、実際にどの程度の業務上の関わりがあるのかを詳しく伺い、現実に守ることのできる条項を検討しています。

さらに、夫婦間の誓約書では、会社主催の歓送迎会などへの参加は配偶者の事前了承を得ることとし、一方、私的な飲み会については、複数名であっても不倫相手が参加する場合には出席を控える、といった取り決めをすることもあります。

連絡・接触禁止条項は、厳しくすればよいというものではありません。実際の職場環境に合わせて、どこまでを禁止し、何を例外とするのかを判断することが大切です。

配偶者が連絡した場合はどうする?

不倫相手との連絡・接触を禁止する際に、配偶者の方から不倫相手へ連絡してしまうことを心配される方も多くいらっしゃいます。

このような場合には、不倫相手に対して、連絡があっても応答しないことや、連絡を受けた事実を被害者側へ報告することなどを約束してもらう方法があります。

相手から連絡を受けただけの場合と、自ら返信・接触した場合を区別し、実際の状況に応じた取り決めをすることが大切です。

実際の書面作成では、不倫相手から、こちらの配偶者が再び連絡してきた場合の対応について希望をいただくことがあります。

例えば、予期せず電話に出てしまうなど、意図せず応答した場合であっても、その事実を被害者に直ちに報告すれば、連絡・接触禁止の約束に違反したことにはならない、という取り決めを設けることがあります。

相手にサインしてもらう3つの方法

不倫相手から誓約書を取得する方法として、主に次の3つが考えられます。

  • 不倫相手に直接連絡し、署名を依頼する

  • 夫や妻を通じて誓約書を渡し、回収する
  • 郵送で誓約書を送り、署名したものを返送してもらう


不倫相手と直接会いたくない場合には、郵送による方法を検討します。

当事務所では、内容証明郵便を利用して、通知文と誓約書の全文を一つの文書にまとめて送付する方法もご案内しています。

この方法では、相手方に誓約書の全文と署名押印欄の部分を返送してもらうことで、直接会わずに誓約書を取得することができます。

ただし、相手に誓約書への署名を強制することはできません。相手方が任意に署名することが前提となります。
 

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有効な違約金の設定と無効例

誓約書は、当事者が条件に同意した証拠になります。ただし、違法な内容が含まれていないことが前提です。

誓約書だけで相手に強制できるわけではありません。

たとえば違約金の支払いがされなければ、誓約書に基づき請求し、それでも応じなければ裁判などで解決することになります。

これはビジネスで利用する他の契約書や覚書なども同様で、「約束があったこと」を証明するために作成します。

再発などのトラブル時には、誓約書が有力な証拠となり、あなたに有利に働くことがあります。

「次に不倫したら慰謝料〇万円支払う」という条件

不貞行為が再発した場合に備えて、あらかじめ慰謝料や違約金の金額を定めておくことがあります。

このような取り決めは、当事者間で合意が成立していれば、民法420条の「損害賠償額の予定」として扱われることがあり、違反による損害額を個別に立証せずに請求できる場合があります。

ただし、約束した金額が必ず全額認められるわけではありません。

例えば、500万円という金額でも、それだけで直ちに無効になるわけではなく、個別の事情によって判断されます。

違約金が著しく過大な場合には、全部又は一部が無効となる可能性があるため、違反行為の内容や事情に応じて適切な金額を設定することが大切です。

「再び連絡接触したとき」の違約金

当事務所では、違約金の金額をどのように決めればよいのか、というご相談を多くいただきます。

例えば、「LINEで1回連絡を取ったら100万円」といった高額な違約金を希望されることがあります。

しかし、数回の連絡で数百万円もの違約金が発生する条件では、相手が署名に応じにくくなるだけでなく、仮に署名したとしても、裁判でそのままの金額が認められるとは限りません。

そのため、当事務所では過去の裁判例や専門書なども参考に、連絡・接触禁止違反は20万〜50万円程度、再度の不貞行為は150万〜300万円程度を、金額検討の出発点としてご相談することがあります。

ただし、これは一律の相場や、有効性が保証される金額ではありません。違反行為の内容や程度、当事者の事情などに応じて判断する必要があります。

また、「違反1回につき〇万円」という定め方では、LINEのメッセージ1通を1回と数えるのか、一連のやり取りをまとめて1回とするのかなど、解釈が曖昧になりやすいという問題もあります。

そのため、連絡・接触違反と不貞行為の再発では違約金を分け、違反行為の内容や回数の数え方、違約金の総額なども考慮して条文を検討しています。

違約金は、高額に設定すればよいというものではありません。金額による抑止効果だけでなく、実際に違反があった場合に、その効力が認められる合理的な条件にすることを重視しています。

連帯保証人

慰謝料や違約金の支払いについて、不倫相手の親族などを連帯保証人とする場合があります。

当事務所でも、不倫相手をどうしても信用できないというご相談を受け、不倫相手の実親が連帯保証人となり、被害者・不倫相手・実親の三者で契約書を作成した経験があります。

また、金銭の支払いについて、強制執行認諾条項を設けた公正証書を作成したこともあります。

ただし、連帯保証人を付ける場合には、保証人本人の意思に基づいて書面で契約する必要があり、保証する債務の範囲も明確にしなければなりません。

また、個人根保証契約に該当する場合には、保証する金額の上限(極度額)を定める必要があります。

誓約書に違反があった場合の対応フロー

誓約書に違反があったときには、次のうちのフローで対応することが基本です。

  • 直接交渉して違約金の支払いを求める
  • 連帯保証人に支払いを求める
  • 内容証明郵便で請求する
  • 弁護士に代理交渉を依頼する

状況に応じて、上記の対応を使い分ける必要があります。

直接連絡して違約金などの支払いを求める

誓約書に違反した場合には、まず相手に対して、違約金の支払いを直接求める方法があります。

その際には、誓約書のどの条項に違反したのか、違反行為の内容、請求する金額、支払期限などを明確に伝えることが大切です。

ただし、誓約書に違約金が定められていても、違反の事実や条項の有効性が争われる場合があります。

内容証明郵便で通知書を送付して請求する

誓約書に違反したにもかかわらず、相手が違約金の支払いに応じない場合には、内容証明郵便で請求する方法があります。

通知書には、違反した行為の内容、誓約書の該当条項、請求する金額、支払期限などを明確に記載します。

内容証明郵便を利用することで、いつ、どのような内容の請求を行ったのかを記録に残すことができます。

ただし、内容証明郵便を送付しただけで、相手の支払義務が確定したり、強制的に支払いを受けられたりするわけではありません。

相手が請求に応じない場合や、違反の事実を争っている場合には、弁護士への相談や裁判手続きなどを検討する必要があります。

内容証明については、別ページ→【不倫相手へ内容証明を送付する】でくわしく説明しています。

何も反応がない→弁護士に依頼

内容証明郵便で請求しても相手が支払いに応じない場合には、弁護士への依頼や裁判手続きを検討します。

ただし、違約金が少額の場合には、弁護士費用の方が高くなってしまう可能性もあります。

そのため、請求金額だけでなく、実際に回収できる見込みや弁護士費用なども考慮して、対応方法を判断することが大切です。

行政書士による誓約書作成サービス

サービス内容・料金・オンライン対応

当事務所では、2014年の開業以来、男女問題分野で3,000件以上のご依頼をお受けしてきました。

「自分で誓約書を作ってみたものの、本当にこの内容でよいのか不安になった」という理由で、ご依頼いただく方も少なくありません。

特に、連絡・接触禁止の範囲、違約金の金額、相手に署名してもらうための条件などは、個別の事情に応じた判断が必要になります。

当事務所では、ご希望や状況を丁寧に伺い、実際に守ることができ、後日のトラブルも防げるよう、条文の内容を検討しています。

ご相談から書面の完成まで、電話やメールでの対応が可能です。全国のお客様からご依頼いただけます。

誓約書作成手数料

配偶者用誓約書 18,000円+消費税
不倫相手用誓約書 18,000円+消費税

メール交換のみで最後まで完結することも可能です。

事務所への来所が不要なため、お住まいの地域を問わず全国のお客様からのご依頼をお引き受けできます。

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期間・回数などの制限はなく、相談と修正すり合わせを繰り返ししながらご希望の誓約書を作成することができます。

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当事務所は、不倫や夫婦問題に関する書面作成に関して多くの実績があります。ぜひお客様の生の声をご覧いただき、安心の実績をご確認ください。

FAQ:不倫・浮気の誓約書でよくある質問

不貞行為があった日時や場所を詳しく書く必要はありますか?

必ずしも、不貞行為があった日時や場所を一つひとつ記載する必要はありません。

基本的には、誰と、いつ頃からいつ頃まで、どのような関係にあったのかが分かるように記載します。

ただし、特定の日時や出来事が重要な場合には、その内容を記載することもあります。

大切なのは、不貞行為の事実を明確にし、後から約束の前提となる事実について争いが生じないようにすることです。

不貞行為がない場合(未遂)でも誓約書を作成することができますか?

はい。肉体関係が確認できない場合でも、誓約書を作成することは可能です。

例えば、好意を伝え合う、二人きりで密会する、キスをするなどの行為について、今後繰り返さないことを約束してもらう方法があります。

ただし、実際に確認できていない不貞行為を、あったものとして記載することは避ける必要があります。

誓約書には、確認できている事実と、今後守ってもらいたい約束を区別して記載することが大切です。

夫や妻の了解を取らずに誓約書を作ることはできますか?

誓約書を作成すること自体は何も問題ありません。

夫婦で話し合いをはじめる前に、先行して誓約書を準備することができます。そして、作成した誓約書を活用して夫婦で話し合いをしていただくことになります。

無理やりサインさせることはできませんので、先に誓約書を作っても最終的には夫または妻の了解を得ることになります。

不倫相手が誓約書にサインしません。

誓約書への署名を相手に強制することはできません。

署名に応じてもらえない場合には、まず、どの条項に同意できないのか、その理由を確認することが大切です。

例えば、違約金の金額や連絡・接触禁止の範囲が問題になっている場合には、条件を見直すことで署名に応じてもらえることもあります。

ただし、無理に譲歩する必要はありません。条件について折り合いがつかない場合には、誓約書の取得とは別に、慰謝料請求などの法的対応を検討することになります。

手書きの誓約書では意味がありませんか?

手書きでもパソコンで作成したものでも、適切な内容であれば法的効力に違いはありません。

重要なのは、誰が何を約束したのかが明確であり、本人の意思に基づいて作成された書面であることです。

特別な用紙を使用する必要はありませんが、後日のトラブルを防ぐため、約束の内容や作成日を明確にし、本人に署名してもらうことをおすすめします。

誓約書を公正証書として作成することはできますか?

はい。誓約内容を公正証書にすることは可能です。

ただし、「今後、不貞行為をしたら〇万円を支払う」という将来の違約金について、強制執行できるようにしたいというご相談を多くいただきますが、このような条項に強制執行認諾を付けることは実務上難しく、公証人に認めてもらえないのが通常です。

一方、すでに支払義務が確定している慰謝料などについては、強制執行認諾条項付きの公正証書を作成できる場合があります。

そのため、将来の不倫再発防止を目的とする場合には、公正証書にする必要性や費用対効果も考慮して判断することをおすすめします。

無料相談

不倫・浮気の誓約書は、夫婦間で交わす場合と不倫相手から取得する場合とで、必要な内容が異なります。

当事務所では、連絡・接触禁止の範囲や違約金の設定など、お客様の事情やご希望に合わせて書面を作成しています。

ご自身で誓約書を作成してみたものの、内容が適切なのか不安があるという方も、お気軽にご相談ください。

よくあるご相談

  • 夫が不特定多数の女性と浮気していた
  • 職場不倫が発覚したので連絡接触しないようにしたい
  • 夫婦関係の再構築を目的として誓約書を交わしたい
  • 離婚協議の際に有利に利用できる証拠を持っておきたい

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