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慰謝料の金額(相場)に関する判例紹介

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不倫と慰謝料(相場)に関する裁判例をご紹介します

具体的な不倫の事例と裁判で認められた慰謝料の額をご紹介

不倫・浮気問題専門の行政書士アークス法務事務所です。

 

それでは早速、「慰謝料金額の相場」について、本ページで私と一緒に考えてみましょう。

 

不倫に関する慰謝料について、実際の裁判例を通して、どれくらいの金額が認められるのか(相場)を、一緒に確認してみましょう。

 

慰謝料の金額は、思っているよりも、低額という印象を受ける方が多いかもしれません。

 

不倫による被害で、それまで円満だった夫婦が、長期の別居や離婚に至った場合、また夫婦の間に、幼少の子がいる場合には、損害が大きいとして、高めの慰謝料が相当とされる「傾向」にあるようです。

 

一方で、不倫の後も、夫婦関係が継続している場合には、100万円が一つの目安になっているような印象を受けます。

 

それでは早速、見てみましょう。

・夫が米国単身赴任中に妻が不倫していたケース(慰謝料100万円)

A男とB子は、平成13年に結婚しました。

 

しかし、B子は、C男と親しく付き合うようになり、平成15年には肉体関係をもつに至り、その後も継続して肉体関係を伴う交際を続けました。

 

そのような事情は知らずに、A男は、平成20年にアメリカに駐在員として、単身赴任することとなりました。

 

A男の単身赴任中も、B子とC男は交際を継続したが、平成21年に、それまでA男と同様に単身赴任中であったC男が転勤となり、妻子と同居する生活に戻ることとなった。

 

妻子と同居することとなったC男は、B子に別れを切り出します。

 

そして、B子は薬を大量に服用して自殺を図ります。命に別状はありませんでしたが、

 

B子は、夫であるA男に、自殺を図ったこと、C男と不倫関係にあり、別れを切り出され自殺を図ったことを告白します。

 

A男はアメリカから一時帰国し、その後、C男を訴えた。その後、A男とB子は婚姻を継続している。

 

判決は、C男とB子との不貞行為によってA男の受けた精神的苦痛を慰謝するための慰謝料は、100万円が相当であるとした。

・不倫により夫婦関係が破たんしたケース(慰謝料250万円)

A男と、B子は、平成14年に結婚し、その後、1男1女をもうけた。

 

不倫したのはA男で、相手はホステスとして働いているC子で、A男は客としてC子の店を訪れていたことから交際が始まった。

 

平成19年頃から、両者の間に不貞行為があり、A男の携帯電話には、ホテル客室内で撮影したC子の写真や、C子の寝姿の写真があった。

 

その他の事情としては、A男とB子は結婚後、2回しか性交渉を行っていないセックスレスの状態であり、すでに夫婦関係が破たんしているのではないか、という議論があったようだが

 

これについては、両者が婚姻した際に、すでに第1子を懐妊していたこと、更に、長女の懐妊・出産育児と続いているため、その間に、夫婦間で性交渉がほとんどなかったとしても、そのことで夫婦関係が実質的に破たんしているとは言えないとした。

 

不倫の発覚後、A男とB子は、別居することになった。

 

A男とC子の不貞が原因で、夫婦関係が破たんしたものと認められ、B子の精神的損害に対する慰謝料は250万円と認めるのが相当であるとされた。

・子が幼少であるケース(慰謝料150万円)

A男とB子は、平成18年に結婚し、長男が出生した。

 

平成20年頃、A男は知人の紹介によりC子と知り合い、A男は交際を申し込んだ。A男とC子は、知人とともに会食を少なくとも3回は行い、また、メールの交換を続けた。

 

そして、B子は、A男とC子とのメールを発見し(A男はその他の複数の女性とメール交換)、激しい夫婦喧嘩となった。

 

数か月後、A男が経営に関与する会社の経営が悪化したため、復縁することを前提として、形式的に離婚することを、A男はB子に提案した。

 

形式的な離婚後も、A男とB子は同居を続けていたが、その後、結婚中にC子と性的関係を持っていた可能性が高い内容のメールを複数発見し、翌日、別居に至った。

 

A男とC子は、その後同居し、子を出産している。

 

(B子は、C子を訴えた。)

 

A男とB子の婚姻関係は、C子の不法行為によって破たんしたものと認められる。

また、不法行為の態様、A男とB子の婚姻期間、B子の年齢、両者の子が未だ幼少であることなどから、C子の不法行為により、B子が受けた精神的苦痛に対する慰謝料は、150万円とするのが相当とされた。

・不倫により家庭内に様々な被害が生じたケース(慰謝料300万円)

A男とB子は、平成5年に婚姻し、一男一女をもうけた。

 

A男は平成13年に単身赴任となり。赴任先の職場でC子と出会った。C子は、A男に妻子がいることを知っていたが、交際を開始し、同棲を始めた。

 

平成21年にA男に人事異動があり、自宅のマンションで家族と同居をはじめた。

 

B子が単身赴任中の荷物を整理している際に、女性用の下着を発見し、問いただすことによりC子との関係が、明らかとなった。

 

A男は、C子と同棲したことをB子に伝え、C子と結婚したいので、離婚するようにB子に求めた。

 

B子は、A男の不貞行為が発覚したことにより情緒不安定になり、一時は職場で勤務することができず、社会生活を送ることが困難となるほどのうつ状態になった。

 

その当時、長男は中学生で高校受験を控えていたが、A男は長男を高校へ進学させずに、中学卒業後、働かせる旨の発言をし、これらの言動にたいし、B子は強い衝撃を受けた。

 

長女は、上記夫婦関係の破たんにより、強いストレスを受けて、パニック症を発症し、一時通院を要した。長女の体調がおかしくなったことに対し、B子は強い衝撃を受けた。

 

C子は、A男とB子が婚姻関係にあることを知りながら、A男と不貞行為におよび、B子に対する、不法行為を行ったと構成することができる。

 

上記のとおり、C子とA男の不貞行為によって、婚姻関係の継続は不可能となり、B子の家庭はきわめて大きな痛手を受け、B子は多大な精神的苦痛を受けた。

 

これらの苦痛に対する慰謝料の額は、300万円を下らないという判決がされた。

 

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