夫婦・男女問題に関する書面作成と最新の情報を提供するサイト
-契約書・誓約書の作成を通じて男女問題を解決する-
夫婦・男女の契約書作成.com
日本行政書士連合会 登録番号14130747 行政書士アークス法務事務所
夫婦・男女問題に関する各種書類作成の専門家です。2014年の開業からこれまでの間に、延べ8,000件以上のご相談に対応し、3,000件以上の受託実績をもつ、夫婦・男女問題に関する法務サービスのスペシャリスト。
今回は、浮気の防止を目的として利用される(ケルベロス)というスマートフォンのアプリを紹介します。
スマートフォンの普及により、パートナーの浮気を疑ったときに、「スマホから証拠を得たい」と考える人が増えています。
中でも「ケルベロス」という監視アプリは、位置情報の記録や遠隔操作が可能なため、浮気抑止や証拠取得の手段として注目されているようです。
ただし、アプリの使い方には注意が必要です。
誤った使い方は法的トラブルにつながる可能性がありますし、せっかく情報を取得しても証拠として利用できない可能性があります。
ケルベロスは、スマートフォンの位置情報を追跡したり、遠隔でカメラや録音機能を操作できるアプリです。
本来は「盗難防止アプリ」のようですが、パートナーの同意を得た上で浮気防止や行動確認のために使われることもあります。
相手が何をしているのか心配で仕方がないといった時に、自宅のPCから遠隔操作で、スマホ周辺の音声を収集することができます。
「こちらから電話をかけているのに出ない」
「誰と会っているのかを知りたい」
実際に利用したことはないためどこまでクリアな音声を拾うことができるのか定かではありませんが、
近年のスマホに搭載されているマイクはとても高機能なため、想像しているよりクリアな音声を取得できるかもしれません。
相手の同意を得ないでアプリをインストールして、無断で音声を拾うようなことをしてしまうと犯罪になってしまう可能性がありますので、
相手の同意を得てアプリを利用するようにしてください。
アプリをインストールしたスマホの所在地と、数分間隔で移動した経路の把握が、自宅など離れた場所から遠隔操作で確認できます。
現在地とそこに至る足取りさえ把握(はあく)できれば、休日出勤や残業など言われても、それが本当かウソかすぐに確認することができます。
浮気相手との密会など怪しい行動を、容易に見破ることができるかもしれません。
遠隔操作で、カメラのシャッターを切ることができます。
スマホをポケットやバックに入れている場合は、遠隔で撮影しても何も映りませんが、
テーブル等に置いている場合は、遠隔でカメラのシャッターを切ることにより、周囲の状況がある程度わかるかもしれません。
前述した、マイクから収集する音声と写真の映像を合わせれば、よりくわしく周囲の状況を把握できる可能性があります。
ケルベロスは、スマホの盗難や紛失に対処するために開発されたアプリであるとされています。
ただ、アプリ機能の多くは浮気防止のために利用することができるため、浮気防止を目的としてアプリをインストールする人も多いようです。
このスマートフォンアプリを上手に利用することで、浮気への対策や、配偶者に安心してもらうことができる可能性があります。
このスマホのアプリによって、自宅など離れた場所から、アプリをインストールしたスマホの所在の把握や移動経路の確認ができるのみならず、
遠隔操作により、インストールしたスマホのカメラを起動して写真を撮ったり、周辺の音声の収集等ができます。
夫や妻の同意を得たうえで、このアプリを利用することができれば、不倫や浮気の抑止に高い効果を得られるかもしれません。
しかし、配偶者であっても無断でアプリをインストールすることはNGです。
本人の承諾を得たうえで利用しないと、トラブルの原因になる可能性があります。
普段であれば、このようなアプリのインストールに同意してもらえなかったとしても、夫婦の信頼関係を再構築している過程であるという場合や、
不倫で精神的なダメージを受けた「(夫や妻に)安心してもらう必要がある」という場合には、アプリのインストールに同意してもらえるかもしれません。
今後ずっと監視するということではなく、当面の間だけ、安心のために利用するという約束でもいいと思います。
浮気の証拠を集めることは、浮気された側にとってとても重要です。証拠がなければ浮気を指摘しても嘘をつかれて誤魔化されてしまうかもしれません。
しかし、相手のスマホを無断で操作したり、会話や位置情報を記録する行為は、プライバシーの侵害や各種法令に触れるおそれがあります。
とても高機能である反面、スマホの情報を筒抜けにすることができます。
相手の同意なく無断でインストールし情報収集した場合には、不正指令電磁的記録に関する罪(刑法168条の2及び168条の3)等により罰せられる可能性があります。
この場合の刑罰は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金とされていますので、相手の同意なく無断で(本来の目的を隠して)スマホにインストールしないようにしてください。
違法な手段によって収集した証拠は、ケースバイケースですが裁判等で証拠として認められない可能性があります。
そのため、仮にケルベロスを無断でインストールするなどして収集した証拠は、裁判等では証拠として認められない可能性が考えられます。
GPS位置情報の精度について、どうしても微妙な誤差が生じるようです。
例えば地下の飲食店に入り、誤差が生じ、隣接するビル内にいるという表示がされてしまうと、
「なぜそんな雑居ビルに?」と疑いが、疑いを生んで逆に不安になってしまう可能性も考えられます。
また、誤差で誤って表示された地点が、万一、ホテルのような場所であった場合には、大きなトラブルに発展してしまいます。
いつまでも疑いと不安からアプリによる所在確認に頼る生活を続けていると、精神的に負担になってしまいます。
そのため、不倫の証拠を集める時、明らかにウソをついているときなど、必要に応じて利用する場面を限定した方が良いかもしれません。
365日、24時間常に相手の所在を把握するのではなく、利用する場面はできるだけ減らして、相手との信頼関係を取り戻す努力が必要ではないかと思います。
夫婦関係の再構築のため、お互いに合意のもと利用するのであれば、不倫・浮気防止について大きな効果を期待できるかもしれません。
しかし、このアプリの利用には、とても冷静な大人の対応が求められる気がします。
いずれにしても利用するには、本人の承諾・同意が必須ですから夫婦で十分な話し合いをして頂く必要があります。
アプリのインストールへの同意、その他、不貞行為を行わないこと、他の女性と密会しないことなどを約束する夫婦間の誓約書を作成しましょう。
当事務所では、これまでの夫婦関係の再構築に向けた誓約書や、不倫相手から取得する示談書・誓約書の作成に取り組んできました。
誓約書を作成しておくことで、もし次に何かあった際には、慰謝料の支払いや離婚協議において、こちらに有利な証拠を残すことができます。
気になる方は、以下のリンクから誓約書のページをご覧ください。
浮気防止を目的とする書面の作成は、自分たちでできるとお考えかもしれません。ただ、法的効果のある書面を作成するためには、一定の法律上の知識が必要になります。当事務所では弁護士等の意見も踏まえながら、これでに数千件の浮気に関する書面を作成した実績とノウハウを有しています。法的にも有利な証拠として利用可能な、かつ浮気防止に効果的な書面を作成することができます。
よくあるご相談
まずはご相談から、お気軽にお問合せください